最近ようやく気づいてきたけど、IMAX案件ですって言われて素直にIMAXで見ていたが、IMAXってそんな意味あることじゃないよね。そう思う。『ワン・バトル・アフター・アナザー』とか、あんま意味なかったよね。あります!!っていう人はさ、映画が好きなんだね。わかる。いいよね映画って。でも私、池袋のグランドシネマサンシャインでみてそう思ってるよ。ほぼヴィスタサイズの中で車走っててそんな凄いか?凄いんだろうな。知らんけど。
IMAXって、池袋のグランドシネマサンシャインでみなきゃ意味ないとかもあるけどさ、うざったいよねそういう話。もうやめたい。ドルビーアトモスがちょっとリッチな映画体験として一番ちょうどよくね?
『プロジェクト・ヘイル・メアリー』もIMAXで見るのがいいよって言われてIMAXで見たけどさ、そんな意味を感じなかった。池袋のグランドシネマサンシャインでみようとしたらさ、この映画の公開日である金曜日のチケット購入が可能になった日の、午前3時の時点でこれ。
は?『ワン・バトル・アフター・アナザー』でもこんなことに全くなってなかったよ。なんなの。予約できないんだけど。そんなみたいのこの映画。『ワン・バトル・アフター・アナザー』でもこうなっててくれよ。あほたれ。あと色んな固有名詞が長すぎてバカ。『プロジェクト・ヘイル・メアリー』って毎回入力するのあほくさい。池袋のグランドシネマサンシャインも長い。のびのびboyだね。
結局109シネマズ川崎でみました、『プロジェクト・ヘイル・メアリー』。すごいお客さん入ってました。客層も老若男女って感じ。やや男性が割合として多いかなって感じたけれど、いろんな人がみにきてた。なんで?宣伝頑張ったから?この春一番泣けるから?みんなアンディー・ウィアーのSF小説に関心あったりするの?そんなことありえんだろ。はは。
私は数年前に原作をAmazon Audibleで拝聴しているのですが、Audibleだとロッキーの声がちゃんと和音になってるのね。凄いよあれ。金かかってる。和音の構成や連なりによって意味を成す言語を話す宇宙人の声をオーディオブックでちゃんとやってて、気合いあるねって感じ。この映画もAmazonが買収したMGMで作ってるし。というか、アンディー・ウィアーという作家はKindleで個人的に出版した『火星の人』で一気に売れっ子になった人だから、Amazon的にはうちの作家です!!!って、そういう感じなんだろうね。Amazon自体がプラットフォーマーとしてコンテンツ製作にどれくらい熱心なのかは、いまだに伝わってこないところはあるけれど、とりあえず『プロジェクト・ヘイル・メアリー』は本気っぽいよね。
でもさ、個人的にはこの映画、フィル・ロードとクリストファー・ミラーのコンビが監督を務めてるってところがマジ凄いの。彼らが監督した2014年の3DCGアニメーション映画の『LEGOムービー』は本当に凄い映画で、私は超大好きな映画なんですわ。LEGOというオモチャがもつコンセプトを、劇映画として見事に昇華していながら、ずっとふざけたジョークが繰り広げられるうえに、異常な3DCGのビジュアルをもつ超おもしれー映画。原作の話題ばかりであまり言われてないけど、このコンビが長編映画を撮ること自体結構な事件なわけ。なんでかというと、同じく2014年の実写映画『22ジャンプストリート』(これもマジくだらなくて笑い転げる)以来、実に12年ぶりの長編映画作品になるから。その間はスター・ウォーズのスピンオフ『ハン・ソロ』を途中で降板したり、製作とか脚本とか割と裏方気味の仕事をしていたわけだけれど、それらの仕事だって『スパイダーマン:スパイダーバース』のシリーズとかだよ?どんだけおもしろ映画作り屋さんなんだよ。どう考えても『プロジェクト・ヘイル・メアリー』はそいつらの新作映画として重要だろ。アンディー・ウィアーはいい作家だと私も思うが、原作のファンには申し訳ないが、そんな不朽の名作みたいな小説とは私には思えない。が、アンディー・ウィアーの軽妙なジョークがテンポを作っていく作風と、フィルとクリスの作家性は相性抜群やろそんなん。しかもフィルとクリスはアニメも作れる作家なわけで、ロッキーの描き方も間違いなさそう。すげー。最高の映画ができちゃうじゃん〜、って個人的には思っていたわけ。原作がどうこう言っている奴らはさ、そういうことわかってないから、かわいい。そもそも科学的考証野郎のアンディー・ウィアー的にファースト・コンタクトものにチャレンジしてる意味とかも分かってなさそうで、かわいい。うわ!うるさいオタクだ!殺せ!!!!
でまあ、前置きが長くなりすぎたので映画の内容へと、話をうつすが、想像していた通りよかった。想像していたような映画だった。まじ話がそれで終わる。良かったよ。本当に良かった。想像してたような良さだった。つまりさ、それはあんまりよくないじゃん。いい映画だったけどさ、こうなるよねって映画でそうなってて、それは、あんまり、関心しない。でもそもそも、この映画の企画そのものが、手堅く当たるIPを使って手堅く当てようみたいなところを感じるので、そういう意味では超良くできているので、良かったな、と思いますが、何かもっと期待していたので、それは無かったなあと思うのでした。本当に、特に言うことがなくて、ないなぁって思ってます。ちゃんと面白かったけどね。でもそれは、原作がそういう小説だしなあ。